Xサーバで運用しているドメイン(お名前.comで取得)とBASEのサブドメインを併用する方法

2018/06/27

もともとXサーバで運用していたショップサイトに、オンラインショッピングを紐づけたくてBASEを選択したんですが、Xサーバーで運用しているドメインとBASEアプリの独自ドメインを両立させるのにかなり手間取ったので備忘録。

 

今回の条件は下記です

・ドメインはお名前.comで取得
・Xサーバーですでにサイトは構築
・BASEをサブドメインでくっつけたい

具体的に言うと下記のような感じ

https://mizuba.net/

というショップのオフィシャルサイトがあって、ここにショッピング機能を持たせたい。で、

https://store.mizuba.net/

というサブドメインでオンラインストアを開設したい。

BASEは独自ドメインで運用できるし、そのためのアプリもあるし、簡単そうですよね、でもこれを実現するのにかなり手間取りましたよ泣。
この記事を読んでいるということは、たぶん私と同じように、簡単そうなのになんでできないんだよ!っていうとこでつまづいていらっしゃるかと。

では早速実装方法を(解説は後ほど)。

 

Xサーバーの管理画面でサーバー情報を確認する

まずはサーバ情報を確認するため、Xサーバーの管理画面にある「サーバー情報」をクリック

 

IPアドレスを確認する

お名前.comとXサーバーをIPアドレスで紐づけるので、IPアドレスを確認してメモをしてください。

※IPアドレスを間違うと対象ドメインにアクセスできなくなりますので注意が必要です。

 

お名前.comのネームサーバを使用する

次にお名前.comの管理画面にアクセスします。

現在ネームサーバの状態は下記のような状態だと思います。

この状態ではBASEのサブドメインを併用できません。

でも、この画面で変更する箇所はないので、一旦放置します。

 

お名前.comのネームサーバに変更

「ネームサーバーの変更」→「お名前.com各サービスを利用」→「転送Plus・DNS設定」の設定ボタンをクリック

 

「設定する」をクリック

一旦、これでお名前.comのネームサーバーに変更がかかるのでしばらく放置。

若干の不安が残りますが、私は強行突破しました(笑)

 

お名前.comでBASEのCNAMEレコードとXサーバーのDNS情報を入力する

「DNS関連機能の設定」から対象ドメインを選択し、設定画面へ。

 

「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリック。

上記のように入力・設定をし、「追加」をクリック。

次に、XサーバーのIPアドレスをAレコードに登録します。

以下のように入力して追加ボタンを押下してください。

 

設定後は、こんな感じです。

その他Aレコードも設定してます。

 

BASEのAPPで独自ドメイン設定をする

BASEは独自ドメインを使用できるんですよね。(サブドメインのみなので、wwwが入るもしくはhttps://〇〇.mizuba.netなどのみ。https://〇〇.comなどは不可。)

BASEで専用APPをインストールします。

インストール後、運用したいドメインを入力します。

先述したネームサーバの変更が浸透していない間は、上記のようなエラーが出ます。

CNAMEレコードが設定されていない、またはまだCNAMEレコードの設定が反映されていません。
CNAMEレコードの設定が完了している場合は、設定が反映されるまでお待ちの上、再度こちらで登録をお願いいたします。

CNAMEが反映されるまで、半日~1日ぐらいかかります。私は1.5日ぐらいグダグダされましたよ泣

その後、しばらく待ってみて、保存できるようになれば、

てな感じで、勝手に公開のための設定が完了します。

※SSL設定の箇所は、「アクセスが可能な状態になっています」の表示が出ても、しばらくは「申請中」でグレーアウトが続きます。
問題がなければ、ほどなく設定済に変更されますので、放置しておきましょう。

 

解説

https://mizuba.netにアクセスするにはXサーバー、https://store.mizuba.net/にアクセスするにはBASE。
サーバが違うのに、アドレス的には同じサーバーに入っているように見えるようにするわけなので、できるかできないかっていう点からして不安しかないんですよね。

ちなみに、XサーバーにBASEで使いたいサブドメインの設定をしていたりすると今回の手順はうまくいかなくなるので、Xサーバー内のサブドメインは重複しないように削除しておいてください。

お名前.comを中心に、XサーバへはIPアドレス、BASEへはCNAMEレコード、という形で住み分ける感じになります。

通常のサイト制作ではこのような手順は発生しないので、なかなか頭がついていきませんが、全く別物としてそれぞれを設定するというようなイメージを持つと、意外とややこしくないのかもしれません。

お名前.comのネームサーバを使用するっていうことは、今まで使用していたXサーバのネームサーバを使用しないっていうことなので、変更するのはかなり躊躇しますが、下手こいても1日もあれば元には戻せますし、パパっとやっつけちゃいましょう。DNSはすぐに変更かからないので、その間はあっているのか間違っているのかも判断つかずめちゃモヤモヤしますが、ぐっと我慢して待ちましょうw

 

まとめ

以上、簡単ですが、BASEのサブドメインをXサーバーで運用しているドメインと併用する手順でした。

正直かなり手間取りました。。。ポイントは、

①お名前.comのネームサーバを使用する仕様に変更(もともと使用していたお名前.comに設定していたXサーバーのDNS設定は無視して、XサーバーのIPアドレスを設定してドメインをつなぐ)
②CNAMEレコードで、BASEのサブドメインをお名前.comとつなぐ

手順は色々ありますが、①さえわかれば余裕で行けます。お名前.comのネームサーバを使うなんて、なかなかわかりにくい!!

XサーバーへはIPアドレスでつなぎ、BASEへはCNAMEレコードでつなぐ、っていうイメージです。

IPアドレスでつなぐっていうことは、なにかのタイミングでアドレスが変更になった場合にサイトへのアクセスができなくなりますが、今のところこれぐらいしか併用する手段が見つかりません。

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