サイトリニューアル!

2020/10/05

コロナの影響もあって、大きな案件がペンディングになったり、運営している店を臨時で閉店しないといけなかったり。

ちょっと時間ができたし、外にも出れなかったので少しずつリニューアルを進めていました。

実際このサイトからあまりお問い合わせってないのですが(営業メールは死ぬほど来る)、だったら別に無理にSEOや地域性にこだわってブレたサイト作るより、自分らしいサイトを作ろうと思ってこのサイトに落ち着きました。

でも後半少しパワーダウンしてて、やっつけ仕事になってる感ありますがいい気分転換になりました!

まずコンセプト

デザインをメインに仕事してると、表面的なもの=デザインと思われることがいかに多いか痛感させられます。

例えば「オシャレなパンフ」「スタイリッシュなサイト」「かっこいい名刺」など、見た感じのことをイコールデザインととらえがちですが、全然違います。

「デザイン」という言葉には設計という意味合いも含んでいることから、もっと広い範囲を包括的に担うのがデザインだと思っています。

見た目に現れる部分は最後の最後で、8割ぐらいはそこにたどり着くまでのプロセスに集約されます。そこにデザイン的な思考が反映されていなければ、見た目がいいだけのごみみたいなデザインの成果物が出来上がります。

納得してるのは関係者だけで、ユーザー目線や目標、売り上げ、どうなっていきたいかなんて度外視のただただ見た目がイケてるだけのデザイン。これゴミだと思ってますw

なので、キャッチコピーに「未来を創るデザイン」とうたってみました。

未来を創るデザインとは

やや偉そうな感じに聞こえますが、大げさな話ではないんです。

誰かに何かを頼むとき、こうなって欲しいな、っていう想いってあると思うんです。例えばサイトを作る、リニューアルするのであれば、そのサイトで集客したい、売り上げを上げたい、話題づくりをしたい、最強の営業ツールに仕上げたい、などなど。

ということは少なくとも近い未来を思い描けている訳で、それを実現するために一緒に事業について考えましょうよ!っていうスタンスを表明したかったわけです。

デザインって言葉を使っているので、近未来を創造するすごい上からな言い回しに聞こえそうですが、デザインって事業全般のいろんなところに思考として使えるので、自分としてはその辺はあまり違和感がないのですが、大勢の方とお話をしているとデザインはつまり見た目のことという認識なので、その乖離がなかなかもどかしいです。

デザイン的な思考とは

僕の周りにデザインでなんでも解決できるっていう人もいますが、そんなのはないです。まったく。騙されないでください。

デザインはあくまで問題解決を促すための一つの手段であって、目的として使うとケガすると思います。イケてるものに差し替えたら好転するってわけではないんです。ブランディングなんかも同じで、デザインがブランディングを決定づけるわけではなく、コンセプトやストーリーのほうが圧倒的に大事で、そこを重点的に練り上げたのちに最終的にデザインで分かりやすく世にお届けする。そのプロセスがあった場合、見た目をデザインとして起こした時に、全然違う、ってことにはなりにくい。そのプロセスをすっ飛ばして、「なんかいい感じに」なんて丸投げされると、作った後に決裁権を持った人から「やっぱり色は赤がいい」とか「もっとインパクトが欲しい」などと、意味不明な要望が出てきて、それって本当にユーザーや御社にとって必要なことでしょうか?という気持ちになったりします。

「デザインなんてわからないし、だからお願いしてるんだよ!」というのはもちろんそうなんですが、目的やゴールを共有していないとやっぱりベクトルの全然違うものが出来上がってしまいます。いくらお金をかけてもそれは変わらないんじゃないかと思います。

なので一緒に事業を盛り上げていく、推進してく、成長していくっていう感じになりそうな形で相談を受けた場合はお互いにとってのメリットが多いと思います。

例えば自社の製品に自信があるのに全然売れないってなったときに、「じゃあパッケージをいい感じに変えましょう」ってなったとしても、パッケージのせいで売れていないのか、売り場に問題があるのか、実際は製品が微妙でリピーターが少なかったとか、問題は見た目以外にもたくさんあるかもしれなくて、これをイケてるデザイナーに「いい感じで頼むよ!デザインのことはわからないから」ってなっちゃうと、結局売れなかった場合に「見た目じゃなかったのか」という結論しか得られないですよね。

パートナーとして相談を受けた場合は、製品についていろんな角度から分析や解析をして、まずやらないといけないところから一つ一つ解決を図ることができます。もちろんそこにデザインは組み込まれますが、見た目についての話ではなく製品やサービスがどういうストーリーを持っているか、どういう構造でユーザーに届けられているか、その製品やサービスがユーザーの問題をどうやって解決してくれるか、などそういったストーリーデザインや設計思考について話し合いながら進めるだけで将来的にブレないいいものができると信じています。

難しい話は抜きにして一緒に事業しませんか

なんかややこしいこと書いてますが、デザインって本当に難しくないんです。

難しいのはアウトプットの部分だけ。例えばパソコンでソフトを使うっていうのもスキルとしてある程度要求されるし、自分が思い描くものをを形にしようとしてもなかなか近づかないものですし、WEBならHTMLやCSSという言語がもうハードルが高い。いろいろありますが、その辺は僕が巻き取ります。「想いを形に」っていうのはちょっと表現としてはチープですが、たぶん一番わかりやすいかもしれません。

アウトプットの前に目的やゴールがすでに設定されてるはずなんで、それをみんなで分担して一緒に高みを目指したいです。

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